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イラン核合意再建へ日本が仲介案 8月に、外相「前向き検討」

 24日、米ニューヨークで共同通信の単独会見に応じるイランのアブドラヒアン外相(共同)
 24日、米ニューヨークで共同通信の単独会見に応じるイランのアブドラヒアン外相(共同)
 【ニューヨーク共同】イランのアブドラヒアン外相は24日、機能不全に陥っているイラン核合意の再建に向け、日本政府が仲介案を提示したと明らかにした。案の内容には言及しなかったが「イランの関心を満たすことができる。注目に値し前向きに検討できる」と評価した。国連総会が開かれたニューヨークで、共同通信と単独会見して表明した。

 日本とイランは伝統的友好国で、日本が米イランの仲介に乗り出した形。アブドラヒアン氏によると、同氏が8月に訪日した際に日本側が案を示した。これまでの再建交渉で米国はイランが60%まで高めたウラン濃縮度の引き下げを要求、イランは禁じられている原油輸出を求めている。

(2023年09月25日 19時14分 更新)

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