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ヒョウ柄尾びれトラフザメ仲間に 中国地方唯一、玉野海洋博物館へ

玉野海洋博物館に仲間入りしたトラフザメ
玉野海洋博物館に仲間入りしたトラフザメ
 玉野市渋川の玉野海洋博物館に、ヒョウ柄で長い尾びれが特徴的なトラフザメが仲間入りした。中国地方の水族館では唯一の展示で、美しく迫力ある姿が来館者の人気を集めている。

 ジンベエザメと同じテンジクザメ目に属し、四国沖など太平洋やインド洋に分布する。大きく平らな頭に小さな目、体長の半分を占める大きな尾びれを持ち、成体になると斑点状の模様が浮かび上がる。

 京都府宮津市の水族館「丹後魚っ知(うおっち)館」で飼育されていたが、5月に閉館。引き取り手を探していたところ、交流のある玉野海洋博物館が名乗りを上げ、今月7日に迎え入れた。

 体長は約2メートルあり、瀬戸内海の魚が中心の同館では最大。大水槽で他の大型魚と一緒に過ごし、夜行性で日中は底で休んでいることが多いが、餌やりの時には尾びれを使い悠々と泳ぐ姿が見られるという。岡秀彦館長は「おとなしいサメだが、泳ぐ姿は迫力がある。きれいな模様や愛きょうのある顔にも注目してほしい」と話している。

(2023年09月17日 16時09分 更新)

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