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現役保育士のピアノ技術向上へ 岡山の古城さん、初の競演会企画

「全日本保育士音楽コンクール」のチラシ
「全日本保育士音楽コンクール」のチラシ
 現役保育士のピアノ技術向上を目的にした初の競演会「全日本保育士音楽コンクール2023」が11月5日、岡山市北区内山下のルネスホールで開かれる。同市の個人が企画し参加者を募っている。

 対象は保育園に勤務する全国の保育士。演奏曲は3分以内であれば自由で楽譜を見ながら弾くこともできる。服装は問わない。ピアノ教室講師や保育専門の大学教員が審査し、上位入賞者には表彰状やトロフィーを贈る。

 発案したのは音楽、映像制作会社を経営する古城洋次さん(39)=岡山市。子育てのため保育士資格を取得したことで「保育現場は外部から評価される機会が少なく、向上心を保ちにくいのではないか」と感じるようになったという。大学時代にピアノの全国コンクールで優勝したことが仕事への意欲につながった実体験から、目標を提供しようと開催を決めた。

 古城さんは「演奏スキルが上達すれば保育の質も向上し、子どもの利益につながると思う。コンクールを目指すことで保育士にモチベーションを高めてもらえれば」とエントリーを呼びかける。

 定員80人(先着順)。参加費8500円。同コンクールのサイト(https://www.zencon.jp/)から申し込む。

(2023年09月17日 10時12分 更新)

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