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豪雨復興分かる順路や長距離復活 倉敷ツーデーマーチの概要判明

倉敷市役所
倉敷市役所
 倉敷市は13日、歴史遺産や自然を満喫しながら市内を歩く「第37回瀬戸内倉敷ツーデーマーチ」の概要を明らかにした。開催は来年3月9、10の2日間。5年ぶりに長距離コースが復活し、西日本豪雨で被災した真備町地区の復興状況が分かる順路を設定する。

 主催は同市、日本ウオーキング協会、岡山県ウオーキング協会、瀬戸内海放送と今回から加わった山陽新聞社の5者。両日とも美観地区を巡る5キロのコースがあり、9日は源平史跡(10キロ)新熊野史跡(20キロ)瀬戸大橋・鷲羽山(40キロ)、10日は酒津公園(10キロ)高梁川(20キロ)吉備真備(30キロ)の各コースも設ける。出発地点は同市役所。

 吉備真備コースは整備中の復興防災公園「まびふれあい公園」、天皇、皇后両陛下(現在の上皇ご夫妻)の行幸啓記念石碑などを通る予定。13日の市議会一般質問で伊東香織市長が「復興した姿を見ていただけるようにしたい」と述べた。

 人数は無制限。参加費は大人が事前申し込み2千円、当日2200円で、中高生はいずれも500円、小学生以下無料。申込期間は12月1日~来年1月末。同市は詳細について近くホームページで公表する。

 参加者は新型コロナウイルス前の2019年が8707人。1日3千人の定員で4年ぶりに開催した23年は5176人だった。

(2023年09月13日 20時26分 更新)

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