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首相、中国に輸入停止撤廃要求 関係安定へ対話も

 訪問先のインド・ニューデリーで記者会見する岸田首相=10日(共同)
 訪問先のインド・ニューデリーで記者会見する岸田首相=10日(共同)
 【ニューデリー共同】岸田文雄首相は10日、訪問先のインドで記者会見し、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を受けて日本産水産物の輸入を停止した中国に対し、国際会議や世界貿易機関(WTO)などを活用して引き続き撤廃を求めていく考えを表明した。中国と安定的な関係構築に向け対話を重ねていく方針も示した。

 輸入停止撤廃要求に関し「2国間、多国間の機会を捉え、世界貿易機関、地域的な包括的経済連携(RCEP)などの通商枠組みの場を活用する」と強調。日中関係を巡り「主張すべきは主張し、責任ある行動を強く求める。対話をしっかり重ね、共通の課題については協力する関係の構築を進める」と述べた。

(2023年09月10日 20時41分 更新)

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