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米、中国の対抗措置「根拠なし」 日本の処理水放出に懲罰的手段

 米国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官(ロイター=共同)
 米国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官(ロイター=共同)
 【ワシントン共同】米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は6日の記者会見で、東京電力福島第1原発の処理水放出を巡る中国の対抗措置に関し「懲罰的な手段を取る根拠は何もない」と述べた。日本政府の取り組みに「満足している」と改めて表明した。

 カービー氏は、日本政府が「国際原子力機関(IAEA)を含めた国際的な基準に合致する、全ての必要なステップを踏んできた」と指摘。放射性物質のモニタリング(監視)などを実施していることを念頭に、安全性を「真剣に捉えている」と評価した。

 中国は処理水を「核汚染水」と呼び、日本産水産物の輸入停止に踏み切った。

(2023年09月07日 10時25分 更新)

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