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井原鉄道と連携 初の婚活イベント 県が10月開催、特別列車を活用

婚活イベントで運行する「夢やすらぎ号」(右)と「アート列車」=井原鉄道提供
婚活イベントで運行する「夢やすらぎ号」(右)と「アート列車」=井原鉄道提供
 岡山県は10月1日、井原鉄道(井原市)と連携した婚活イベントを初めて開く。あかね色の外観と木材を基調とした内装が特徴の「夢やすらぎ号」と大原美術館(倉敷市)の名画をラッピングした「アート列車」の2両を連結した特別列車を活用。非日常の空間で親睦を深めてもらい、出会いを支援する。

 県が2023年度の最重要課題に掲げる少子化対策の一環として企画した。特別列車は井原線の総社―矢掛駅を往復。車内で自己紹介やフリートークを楽しんでもらい、矢掛町の農業体験施設「水車の里フルーツトピア」でのブドウ狩り体験や同町の町並み散策を計画している。

 午前9時半~午後3時20分。対象は26~38歳の独身男女で、定員は各12人の計24人。参加費は4千円。9月11日までに、県が運営する結婚支援システム「おかやま縁むすびネット」のホームページから申し込む。応募多数の場合は抽選。

 県の婚活事業では、7月に後楽園(岡山市)で行った鳥取県と合同の婚活イベントに28が参加し、6組のカップルが成立している。県子ども未来課は「結婚の希望がかなうよう、今回も1組でも多くのカップルが誕生することを期待したい」としている。

 問い合わせはおかやま出会い・結婚サポートセンター(086―236―0802)。

(2023年09月10日 15時16分 更新)

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