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北海道地震、6日で発生5年 復興道半ば、心のケア課題

 北海道地震から5年となるのを前に、札幌市で開かれた災害支援の在り方を考える集会=5日
 北海道地震から5年となるのを前に、札幌市で開かれた災害支援の在り方を考える集会=5日
 2018年9月、最大震度7を観測し、関連死も含め44人が犠牲となった北海道地震は6日で発生から5年。被害の大きかった北海道厚真町などでは道路、河川などのインフラや農地の復旧がほぼ完了した一方、広範囲で土砂崩れが起きた森林の再生は、今年3月時点で対象面積の約2割にとどまり、復興は道半ば。被災者の心のケアも課題となっている。

 土砂崩れに巻き込まれるなどして住民37人が命を落とした厚真町は、既に町主催の追悼式を2日に開催。6日は、宮坂尚市朗町長らが犠牲者に黙とうをささげる。

 地震は18年9月6日午前3時7分に発生。北海道電力管内で、国内初の全域停電(ブラックアウト)も起きた。

(2023年09月05日 16時30分 更新)

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