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熱中症か 路上の倒れた男性救助 城市さんに岡山県わかば賞 

相談員の藤井さん(右)から賞状を受け取る城市さん
相談員の藤井さん(右)から賞状を受け取る城市さん
 路上で倒れていた男性を助けたとして、広島大付属福山中3年城市心乃さん(15)=倉敷市=に4日、青少年の善行をたたえる「岡山県わかば賞」が贈られた。

 同校などによると、城市さんは7月29日午後3時ごろ、帰宅中にJR倉敷駅前の路上に男性が倒れているのを発見。先に声をかけた通行人男性と一緒に容体を確認したところ、熱中症のような症状だったことから、冷たいペットボトルの水を買って来て首の後ろを冷やし、駆け付けた警察官に状況を説明、救急車が到着するまで約20分間付き添った。

 同校(福山市春日町)の校長室で伝達式があり、岡山県青少年相談員の藤井素良さん(61)が賞状を手渡した。城市さんは「授業で習った熱中症の対処法を思い出し頑張った。次は率先して声をかけられるようにしたい」と話していた。

(2023年09月04日 20時37分 更新)

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