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米、劣化ウラン弾供与か 週明け発表と報道、懸念も

 米軍の主力戦車エーブラムス=2021年3月、ラトビア・アダジ(ロイター=共同)
 米軍の主力戦車エーブラムス=2021年3月、ラトビア・アダジ(ロイター=共同)
 【ワシントン共同】ロイター通信は1日、バイデン米政権がロシアの侵攻を受けるウクライナに対し、健康や環境の面で懸念がある劣化ウラン弾の供与を週明けに発表すると報じた。米国による劣化ウラン弾の供与は初。米政府当局者の話などとして伝えた。

 劣化ウラン弾は今月にも戦場に到着する米主力戦車エーブラムスから発射でき、ロシア軍戦車の正面装甲を貫通するほど破壊力が高い。微粒子となったウランが拡散して人体に入り体内被ばくを引き起こすとの指摘があり、懸念が広がりそうだ。ロシアの反発も必至だ。

 英国は既に主力戦車チャレンジャー2用の弾薬として劣化ウラン弾をウクライナに供与した。

(2023年09月02日 12時38分 更新)

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