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佐賀で豚熱、450頭処分 18年以降で九州初発生

 佐賀県庁で開かれた豚熱の対策本部会議=30日午後
 佐賀県庁で開かれた豚熱の対策本部会議=30日午後
 佐賀県庁
 佐賀県庁
 佐賀県唐津市東山の養豚場で発生した豚熱(CSF)の感染疑いについて、国の検査で感染が確定したとして、県は30日の対策本部会議で、養豚場で飼育する約450頭の殺処分を開始したと明らかにした。31日朝に終える見通し。農林水産省によると、豚熱の疑い事例の発生は2018年以降、九州では初めて。県内の全養豚農家30戸に消毒用の消石灰を配布する。

 県によると、感染が確認された養豚場周辺の、約1万頭を飼育する別の養豚場で死んだ子豚が増えたため、県が検体を検査したところ陽性となった。今後国が検査し、感染しているかどうか確定する。

 29日に県が実施した検査では、ほとんどの検体が陽性となった。

(2023年08月30日 22時40分 更新)

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