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処理水放出の差し止め求め提訴へ 9月、福島の住民ら

 記者会見する広田次男弁護士(中央)=23日午後、福島県いわき市
 記者会見する広田次男弁護士(中央)=23日午後、福島県いわき市
 漁業者を含む福島、宮城、茨城県の住民らが、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出の差し止めを求めて、国と東電を福島地裁に提訴することになった。原告や代理人弁護士が23日、福島県いわき市で記者会見して発表した。処理水放出の差し止めに関する提訴は全国初としている。提訴日は9月8日の予定。

 訴状によると、処理水放出は汚染者が汚染物質を拡大させないという原則に反し、市民の平穏生活権を侵害すると主張。放出に関する東電の実施計画、関連設備の検査を合格とした国(原子力規制委員会)の処分取り消しのほか、東電に放出禁止を求めている。

 100人以上の原告数を目指している。

(2023年08月23日 19時29分 更新)

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