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台湾の頼氏、中国対抗措置けん制 「軍事威嚇なら選挙介入」

 記者会見する台湾の頼清徳副総統=15日、パラグアイ・アスンシオン(中央通信社=共同)
 記者会見する台湾の頼清徳副総統=15日、パラグアイ・アスンシオン(中央通信社=共同)
 【台北共同】来年1月の台湾総統選の与党、民主進歩党(民進党)候補、頼清徳副総統は訪問先の南米パラグアイの首都アスンシオンで15日、記者会見した。自身の米国経由での訪問を口実に中国が対抗措置として軍事的威嚇を強めれば総統選への介入になると主張し、けん制した。

 頼氏は、中国が大規模軍事演習などを実施する可能性を念頭に「武力による威嚇を展開すれば、中国が軍事力を用いた総統選への介入を図っているとの国際メディアの報道を裏付けることになる」と述べた。

 今回の外遊はパラグアイのペニャ大統領の就任式に、蔡英文総統の特使として参加するのが目的で、総統選候補としてではないと説明した。

(2023年08月16日 17時36分 更新)

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