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38歳の元幕内明瀬山が引退 「目いっぱいやった」、井筒襲名

 引退記者会見に臨む元幕内明瀬山=10日、両国国技館
 引退記者会見に臨む元幕内明瀬山=10日、両国国技館
 日本相撲協会は10日、元幕内明瀬山(38)=本名深尾光彦、愛知県出身、木瀬部屋=の現役引退と年寄「井筒」襲名を発表した。東京・両国国技館での記者会見で「もう目いっぱいやった。良かったなという思いしかない」と語った。名古屋場所では東幕下16枚目で5勝2敗。今後は部屋付きで後進を指導する。

 思い出の一番は新入幕の2016年春場所初日の北太樹戦。一時所属した北の湖部屋時代の先輩に勝ち「見本となっていた兄弟子」と述懐し、長く奮闘した要因を「稽古が終わった後のちゃんこ鍋」と笑みを浮かべた。

 埼玉栄高から日大を経て08年初場所で初土俵。重い体での突き、押しを得意とした。

(2023年08月10日 18時39分 更新)

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