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埼玉知事選、投票率向上に力入れ 「キティ」、渋沢栄一も起用

 埼玉県選挙管理委員会が啓発イメージキャラクターに採用した「ハローキティ」
 埼玉県選挙管理委員会が啓発イメージキャラクターに採用した「ハローキティ」
 埼玉県深谷市が配布している、渋沢栄一が描かれる新1万円札を模した投票済証のデザイン(同市提供)
 埼玉県深谷市が配布している、渋沢栄一が描かれる新1万円札を模した投票済証のデザイン(同市提供)
 6日投開票の埼玉県知事選で、各自治体の選挙管理委員会が投票率向上に力を入れている。2011年の24・89%は全国の知事選のワースト記録で、他の年も低投票率が目立つ。NHK大河ドラマの主人公となった実業家渋沢栄一の起用といったアイデアで、真夏の投票所に足を運んでもらおうと必死に取り組む。

 深谷市は、地元出身の渋沢が描かれる新1万円札を模した投票済証を希望者に配布する。すかしの部分には市のキャラクター「ふっかちゃん」をデザインした。

 県選管は、投票率が低い若者を意識し、啓発イメージキャラクターに「ハローキティ」を採用。投票日の語呂合わせで「8・6(ハロー)来てー♪で覚えてね!」と呼びかける。

 松伏町は、期日前投票所に子どもが無料で回せるカプセル自販機を設置した。子育て世代の関心を高め「次世代」の投票行動につなげる狙いだ。

 総務省によると、埼玉県知事選の投票率は11年の最低記録を筆頭に、15年の26・63%(3位)、07年の27・67%(5位)と低迷ぶりが際立つ。

(2023年08月03日 08時17分 更新)

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