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首相、処理水放出で閣僚に指示 国際社会などに説明と情報発信を

 東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を巡り、岸田文雄首相は1日、西村康稔経済産業相ら関係閣僚と官邸で協議し、安全性の確保と風評対策の徹底、地元や国際社会に対する丁寧な説明、情報発信を指示した。

 西村氏が閣議後記者会見で明らかにした。海洋放出には漁業者が反対しているほか、中国が批判を強めている。

 西村氏は「指示を踏まえ、これからも漁業者のご要望や不安に丁寧にお応えすることを重ねていきたい」と述べた。一方で、夏ごろまでとしてきた放出開始時期は「方針に変わりはない。具体的なタイミングは安全性の確保や風評対策の取り組み状況を政府全体で確認、共有して判断していく」と強調した。

(2023年08月01日 12時33分 更新)

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