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NY株36年半ぶり13日続伸 82ドル高、利上げ警戒感後退

 ニューヨーク証券取引所
 ニューヨーク証券取引所
 【ニューヨーク共同】26日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は13営業日続伸し、前日比82・05ドル高の3万5520・12ドルと終値としては2022年2月以来、約1年半ぶりの高値を付けた。13営業日続伸したのは1987年1月以来、約36年半ぶり。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ継続に対する警戒感が後退し、買い注文が優勢となった。

 FRBは26日に終了した連邦公開市場委員会(FOMC)で予想されていた通り0・25%の利上げを決め、パウエル議長は記者会見で金融引き締めに積極的なタカ派姿勢を強めるような発言をしなかった。買い安心感が広がって一時は200ドル近く上がったが、利益確定の売りも出たため終値の上昇幅は限られた。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は反落し、17・28ポイント安の1万4127・28。

 個別銘柄では、航空宇宙機器のボーイングや化学・事務用品の3M(スリーエム)の上昇が目立った。ITのマイクロソフトは売られた。

(2023年07月27日 06時09分 更新)

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