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8月4日「ビアガー電」出発進行 岡山、試運転で景色楽しみ乾杯

電車の中で乾杯する乗客たち
電車の中で乾杯する乗客たち
 岡山市内を走る路面電車でビールを楽しむ「ビアガー電」が8月4日から運行される。今月21日夜に試運転が行われ、乗客が車窓の景色を楽しみながら、冷えたビールで喉を潤した。

 NPO法人・公共の交通ラクダ(同市)と岡山電気軌道(同)が実施。新型コロナウイルス禍での中止を経て、昨夏は団体貸し切りに限って運行した。個人や少人数でも参加できるのは3年半ぶり。

 21日午後7時ごろ、関係者ら10人が超低床車両「MOMO2」に乗り込み、岡山駅前の電停を出発。コロナ対策でビールサーバーは置かず、缶ビールをグラスに注いで乾杯し約2時間、電車に揺られながら飲食や会話を堪能した。

 乗客(69)=同市南区=は「家やお店とはまた違った趣があり、楽しい時間を過ごせて最高」と笑顔だった。

 運行は11月17日までの金曜に7回を予定。運賃は1人4千円。申し込みは岡山電気軌道(086―272―5520)。

(2023年07月22日 17時34分 更新)

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