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ピカピカ輝くUrara 出発進行 岡山駅で式典 大勢のファンら祝福

乗客や鉄道ファンに見送られながら出発する「227系(Urara)」=JR岡山駅
乗客や鉄道ファンに見送られながら出発する「227系(Urara)」=JR岡山駅
 JR西日本は22日、岡山エリア(岡山県、広島県東部など)の山陽線などに導入する新型車両227系(愛称・Urara(うらら))の運行をスタートさせた。出発式典が岡山駅であり、大勢の乗客や鉄道ファンが真新しい列車の門出を祝福した。

 山陽線▽宇野みなと線▽瀬戸大橋線▽伯備線―の4路線を皮切りに他路線にも順次導入し、2024年度末までに101両を現行車両と入れ替える。岡山エリアへの新型車両の投入は約20年ぶり。

 岡山県の桃や福山市のバラから着想したピンクがシンボルカラー。「うらら」は晴れてのどかな様子を表す言葉で、公募で選ばれた。車体はステンレス製で鉄製の現行車両より軽量なため、走行に必要な電力を3割ほど抑えられるという。

 JR西の藤原乗将・岡山支社長が式典で「観光客にも沿線の人にも末永く親しんでもらいたい」とあいさつし、テープカット。家族連れらでほぼ満員の列車が走り出すと、ホームに詰めかけた人々は写真を撮ったり、手を振ったりして見送った。

 母親と見学に訪れた岡山市立三勲小6年の男児(11)は「ピカピカ輝いていてすごくきれい。乗った時に車内も見て回りたい」と話していた。

(2023年07月22日 11時50分 更新)

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