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銀河やブラックホール観測 JAXA来月打ち上げの衛星公開

 XRISMの模型を前に説明するJAXAの前島弘則プロジェクトマネジャー=21日、鹿児島県南種子町
 XRISMの模型を前に説明するJAXAの前島弘則プロジェクトマネジャー=21日、鹿児島県南種子町
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は21日、8月に打ち上げる予定のエックス線天文衛星XRISMを種子島宇宙センター(鹿児島県)で報道陣に公開した。銀河やブラックホールから放たれる電磁波の一種であるエックス線を観測し、地球から約5500万光年離れたM87銀河の巨大ブラックホールなどを調べる。

 JAXAの前島弘則プロジェクトマネジャーは「確実に運用したい。良い結果を得られると確信している」と述べた。計画では8月26日にH2Aロケット47号機で打ち上げ、地球から約550キロ離れた軌道上を回る。

 2016年、運用中に分解した「ひとみ」の後継機で望遠鏡とエックス線の検出器を備えている。

(2023年07月21日 17時28分 更新)

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