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沈没寸前の船から3人救出 笠岡の漁師兄弟に感謝状

感謝状を贈られた西川龍力さん(左)と伊勢松さん(左から2人目)=坂出海保提供
感謝状を贈られた西川龍力さん(左)と伊勢松さん(左から2人目)=坂出海保提供
 沈みかけた船から乗組員を救助したとして、笠岡市の漁師、西川龍力さん(25)と兄の同西川伊勢松さん(36)に18日、坂出海上保安署から感謝状が贈られた。

 同海保によると6月18日午前、2人が香川県の佐柳島沖で漁をしていた際、傾いたタグボートの甲板で排水作業をしている乗組員らを発見。漁をやめて救出に向かったところ、さらに船体の傾斜が進んだため乗組員3人を自船に退避させた。直後にタグボートは沈んだという。

 坂出港湾合同庁舎(坂出市)で感謝状の贈呈式があり、高橋修署長は「救助が遅れれば乗組員は無事で済まなかったかもしれない。2人の行動に感謝したい」と述べた。

(2023年07月21日 16時19分 更新)

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