山陽新聞デジタル|さんデジ

放出「科学的には影響小さい」 原発処理水巡り規制委員長

 原子力規制委員会の山中伸介委員長は19日の定例記者会見で、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に関し「科学的、技術的には、基準を守って放出すれば環境や人への影響は極めて小さい」と改めて強調した。また「第1原発全体のリスク低減のためには、放出が必須だという歴代の委員長、委員会の考えも変わっていない」と述べた。

 海洋放出に反発を強める中国に関しては「各国、さまざまな意見があることは承知している。(処理水に関し)個別、直接の問い合わせが来れば、丁寧に説明したい」とした。現時点では、規制委に対する直接の質問は把握していないという。

(2023年07月19日 17時35分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ