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路線バスで涼提供 車両お披露目 両備グループ3社 20日から運行

風車やうちわをあしらった両備ホールディングスの「涼備バス」
風車やうちわをあしらった両備ホールディングスの「涼備バス」
朝顔の飾りをあしらい、蚊取り線香を設置した中国バスの「涼備バス」
朝顔の飾りをあしらい、蚊取り線香を設置した中国バスの「涼備バス」
 両備グループ(岡山市北区下石井)のバス3社は19日、風車や風鈴などで装飾した「涼備バス」3台をお披露目した。路線バスの魅力を知ってもらおうと初めて企画。20日から8月末まで岡山、広島県内を運行して利用者に涼を提供する。

 両備ホールディングス(同)は「納涼縁日号」と題して風車や風鈴、うちわを飾り、扇風機も設置。降車ボタンを押すと花火の「ドーン」という音とともに天井に映像が現れる仕組みを導入した。岡山、玉野市を走る予定。

 岡山市中心部を運行する岡山電気軌道(岡山市中区徳吉町)は座るとひんやりする接触冷感素材のシートを座席に装着し、配布用のうちわやウエットティッシュなどを用意。福山市内などを走らせる中国バス(同市多治米町)は金魚やアサガオの飾りをあしらい、すだれや蚊取り線香で昭和ムードを演出している。

 同グループの大上真司バス・鉄軌道ユニット長は「快適に過ごせるよう工夫した。実際に乗ってみてもらい、バスを移動手段の選択肢に加えてもらえれば」と話している。

 涼備バスは、公共交通の利用促進で脱炭素を目指す同グループの「進◆宇宙一面白い公共交通を目指すプロジェクト」の第1弾。

(2023年07月19日 12時55分 更新)

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