短文投稿サイトのツイッターに自民党の平将明衆院議員の偽アカウントが複数見つかったことが１５日、関係者への取材で分かった。偽アカウントにはＬＩＮＥのＩＤが記載され、アクセスすると不審な投資話を持ちかけてきた。何者かが詐欺を目的に作成したとみられる。

　偽アカウントには「自民党員になって日本のＤＸ（デジタルトランスフォーメーション）を進めよう！！」と入党を呼びかけるメッセージが投稿され、申込先として複数のＬＩＮＥのＩＤを記載していた。

　アクセスすると、いずれも高配当の投資を勧誘するメッセージを送ってきた。偽アカウントは少なくとも七つあり、いずれも今年７月に入って作成され、フォロワー数はそれぞれ数人程度。現在はアカウント名が経済評論家などの著名人に変更されている。平氏の事務所は「偽アカウントの存在を把握しており、必要な対応を取った」と説明している。

　平氏は自民党のネットメディア局長を務め、ＡＩやＩＴ政策の提言に積極的に関わっている。ツイッターの正規アカウントのフォロワーは１０万人を超えている。