絶滅危惧の淡水魚ツチフキ発見 大阪・淀川で28年ぶり
環境省のレッドリストで近い将来、野生での絶滅の危険性が高い「絶滅危惧1B類」に分類されているコイ科の淡水魚「ツチフキ」が昨年、28年ぶりに大阪府の淀川で見つかったと、滋賀県立琵琶湖博物館と大阪府立環境農林水産総合研究所がこのほど発表した。博物館の学芸員川瀬成吾さんは「長年探していた。とても驚いた」と話した。
ツチフキは体長4~8センチで、流れが穏やかな泥の底に生息する。国内では近畿と山陽地方、九州北部の水域に分布。餌を食べるとき、泥ごと口に入れてえらから泥を吐き出すため「土吹き」との名前がついたとされる。
川瀬さんによると昨年の調査で、大阪府守口市などで6匹を採集した。
ツチフキは体長4~8センチで、流れが穏やかな泥の底に生息する。国内では近畿と山陽地方、九州北部の水域に分布。餌を食べるとき、泥ごと口に入れてえらから泥を吐き出すため「土吹き」との名前がついたとされる。
川瀬さんによると昨年の調査で、大阪府守口市などで6匹を採集した。
(2023年07月15日 15時17分 更新)