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金具脱落でショート、停電 東海道新幹線、緊急点検へ

 脱落して線路上で発見された金具「ドロッパ」の一部(JR東海提供)
 脱落して線路上で発見された金具「ドロッパ」の一部(JR東海提供)
 JR東海は13日、東海道新幹線掛川―豊橋間で12日に発生した停電や異常音は、架線をつるための金具が脱落したことが原因と発表した。全線で金具の緊急点検を行い、原因を究明する。

 JR東海によると、「ドロッパ」と呼ばれる銅製の棒状金具で、パンタグラフに接触して電気を供給するトロリ線がたわまないように張る「ちょう架線」と「補助ちょう架線」の間に設置されている。

 静岡―掛川間の下り線にある長さ1・6メートルの金具が12日午後0時10分ごろ、脱落して走行中の列車のパンタグラフに引っかかり、その後車体との間でショートした。

(2023年07月13日 21時23分 更新)

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