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愛知の老舗旅館、海保が家宅捜索 排水から基準値超えの大腸菌群

 名古屋海上保安部は13日、基準値の8倍を超える大腸菌群を含む水を海に排出したとして、水質汚濁防止法違反容疑で、愛知県南知多町の老舗旅館「まるは食堂旅館」と関連会社を家宅捜索した。名古屋海保は同法違反容疑で法人としての旅館を書類送検する方針。健康被害の報告はないという。

 海保によると、巡回していた捜査員が旅館の排出口から海に濁った水が流れているのを見つけ、測定したところ基準値の8倍を超える大腸菌群を検出した。5月以降、測定を複数回行い、毎回検出されたという。

 まるは食堂旅館のホームページによると、創業から70年を超える老舗。宿泊施設に食堂と温泉を併設している。

(2023年07月13日 19時38分 更新)

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