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海外展示館の建設代行提案 万博協会、完成遅れ懸念で

 記者会見する日本国際博覧会協会の石毛博行事務総長=13日午後、大阪市
 記者会見する日本国際博覧会協会の石毛博行事務総長=13日午後、大阪市
 2025年大阪・関西万博に参加する海外の国・地域によるパビリオン建設の手続きが滞っている問題で、万博を運営する日本国際博覧会協会は13日、建設工事の発注を代行する案を参加国に示したと明らかにした。開幕までに完成しない事態が懸念されるため。工期短縮のためのデザイン簡素化と併せて、選択肢として提案した。

 独自にパビリオンを建設する海外の国・地域は、大阪市から「仮設建築物許可」を得る必要があるが、11日時点で申請は0件のまま。前提となる国内ゼネコン各社との工事契約締結が進んでいないのが要因で、協会が対応を検討していた。

(2023年07月13日 19時49分 更新)

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