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香港、10都県の水産物禁輸へ 処理水放出、漁業者に打撃

 香港のスーパーですしなどの水産物を買い求める市民=12日(CNS=共同)
 香港のスーパーですしなどの水産物を買い求める市民=12日(CNS=共同)
 【香港共同】香港政府環境生態局の謝展寰局長は12日、東京電力福島第1原発の処理水が海洋放出されれば「10都県の水産物を輸入禁止とする」と発表した。原発事故で中国政府は既に10都県産の食品と飼料の輸入を停止しており、香港は水産物の禁輸対象県を中国に合わせた形。

 中国と香港は日本の農林水産物・食品の輸出先として国・地域別で1位と2位で、漁業関係者への打撃が大きくなりそうだ。

 10都県は宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、新潟、長野。群馬など海に面していない県が含まれており、香港政府による中国への忖度もうかがえる。

(2023年07月13日 00時49分 更新)

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