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久留米市で浸水3・8メートル 大雨被害、国土地理院が推定

 福岡県久留米市の浸水推定図。青色が濃いほど水深が深く、中央下が3・8メートルと推計された同市善導寺町島付近(国土地理院提供)
 福岡県久留米市の浸水推定図。青色が濃いほど水深が深く、中央下が3・8メートルと推計された同市善導寺町島付近(国土地理院提供)
 大雨で広範囲に冠水した福岡県久留米市内。中央は巨瀬川=10日(共同通信社ヘリから)
 大雨で広範囲に冠水した福岡県久留米市内。中央は巨瀬川=10日(共同通信社ヘリから)
 国土地理院は12日までに、九州北部の大雨で福岡県と佐賀県で浸水した地域を示す「浸水推定図」を公開した。浸水深の最大は福岡県久留米市善導寺町島付近で、3・8メートルと推計。国土交通省のヘリコプターから10日午後5時ごろに撮影した写真を解析した。

 約4キロ離れた同市田主丸町竹野では、土石流で10人が巻き込まれ、1人が死亡している。

 浸水推定図からは、住宅街や田畑を含め市内の筑後川周辺が広く浸水地域となっていることが分かる。国土地理院の担当者は「画像からの解析のため、川の水があふれたのか、大雨による浸水なのか判断はつかない」とした。

(2023年07月12日 06時07分 更新)

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