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中国、輸入規制示唆で圧力 処理水放出の断念要求

 東京電力福島第1原発の処理水放出計画に対するIAEAの報告書に疑問を呈する1ページ特集を組んだ7日付の中国紙「環球時報」(手前)(共同)
 東京電力福島第1原発の処理水放出計画に対するIAEAの報告書に疑問を呈する1ページ特集を組んだ7日付の中国紙「環球時報」(手前)(共同)
 【北京共同】東京電力福島第1原発処理水の放出計画に反対する中国政府は7日、日本からの食品の輸入規制拡大を示唆して対日圧力を強化した。中国当局は放出断念を繰り返し求めており、中国メディアは日本を連日批判。処理水問題は日中関係の大きな懸案に浮上してきた。

 国際原子力機関(IAEA)の李松・中国常駐代表は7日付の共産党機関紙、人民日報に寄稿し、IAEAの報告書は「海洋放出を正当化、合法化する結論を出していない」と指摘。「放出は国際社会、特に隣国や太平洋の島国の同意を得ておらず、中国は重大な懸念を持っている」と非難した。

(2023年07月07日 19時35分 更新)

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