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店長「ガス使っていない」 新橋の爆発火災でビル現場検証

 爆発から一夜明けた東京・新橋のビル付近=4日午前
 爆発から一夜明けた東京・新橋のビル付近=4日午前
 東京都港区新橋3丁目の8階建てビル2階の飲食店で爆発があり、4人がけがをした火災で、店の男性店長(52)が「店ではガスを使っていない」と説明していることが4日、警視庁愛宕署への取材で分かった。署は同日、ビルを現場検証した。何らかの理由で漏れたガスに引火して爆発が起きた疑いがあり、飲食店やその周辺の状況を確認して原因を調べる。

 東京消防庁によると、発生後に出動した隊員が何らかのガスのような臭いがしたと話しており、4日、警視庁とともに現場を確認した。

 署によると、やけどを負った男性店長は「ガスや下水のような臭いがすると思いながらたばこを吸おうとライターの火を付けたら爆発した」とも話しており、警視庁は飲食店周辺の状況も詳しく調べる。

 東京消防庁によると、爆発で破片が吹き飛ぶなどし、少なくとも周辺の建物7棟と車5台のガラスが割れるなどの被害があった。

 爆発は3日午後3時15分ごろ発生。店にいた店長と女性従業員、ビルの外を歩いていた50代男性の計3人が重傷とみられる。もう1人の通行人の男性は軽傷。

(2023年07月04日 12時25分 更新)

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