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中日本高速道路が申告漏れ 2億6千万円、名古屋国税

 中日本高速道路(名古屋市)が名古屋国税局の税務調査を受け、昨年3月までの3年間で計約2億6千万円の申告漏れを指摘されていたことが3日、関係者への取材で分かった。追徴税額は約3千万円で、6月28日に修正申告を済ませたとしている。

 関係者によると、道路などの補修工事のうち、原状回復の費用は工事実施年度に計上する一方、耐用年数を伸ばすといった工事にかかる費用は「資本的支出」として減価償却する必要があった。複数の工事で資本的支出とすべきものを、誤って工事実施年度の経費に計上したとしている。

 中日本高速は「指摘を踏まえ、今後一層、適正な経理、税務処理に努めます」とのコメントを出した。

(2023年07月03日 09時44分 更新)

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