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建物火災気づいた6人 延焼防ぐ 東備消防組合が感謝状贈る

感謝状を受け取る今吉さん(中央)。右は清水さん
感謝状を受け取る今吉さん(中央)。右は清水さん
感謝状を贈られた今吉さん(左)と清水さん
感謝状を贈られた今吉さん(左)と清水さん
 建物火災で延焼を防いだとして東備消防組合(備前市西片上)は28日、瀬戸内市と岡山市の男性6人を表彰し感謝状を贈った。

 自営業今吉利幸さん(38)=瀬戸内市=と、いずれも会社員の清水哲行さん(64)=岡山市北区▽安部圭一さん(43)=同区▽西井公紀さん(40)=同区▽岸本考史さん(31)=岡山市南区▽和泉谷拓弥さん(30)=同区。

 5月25日午前、備前市新庄で納屋が焼ける火災が発生。岡山市の5人は近くで住宅建築の作業中、気づいて現場へ。仕事に向かう途中だった今吉さんも加わり、消火栓からホースを延ばして消火に当たり、母屋に燃え移るのを食い止めた。

 表彰式は同組合であり、今吉さんと清水さんが出席。遠藤大吾消防長が感謝状を手渡した。今吉さんは母屋のベランダに上って放水したと振り返り、「ただただ燃え移らせないようにと思って活動した」と話した。清水さんは「足が震えたが、なんとかせんといけんという一心だった」と語った。

(2023年06月28日 17時09分 更新)

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