山陽新聞デジタル|さんデジ

上映不許可で都庁に抗議 朝鮮人虐殺言及の映像作品

 東京都庁前で抗議活動を行う飯山由貴さん(左)ら=27日午後
 東京都庁前で抗議活動を行う飯山由貴さん(左)ら=27日午後
 東京都立施設「東京都人権プラザ」の企画展で、関東大震災の朝鮮人虐殺に触れた映像作品の上映が認められなかったことを巡り、労働組合「プレカリアートユニオン」が27日、都庁前で抗議活動を行い「過去と向き合うべきだ」などと声を上げた。

 現代美術家や文化研究家ら約30人が参加。作品制作者の飯山由貴さんは「共生社会に向けた施策をすべき東京都が、分断を招くような判断をしている」と訴えた。

 飯山さんは昨年、同プラザで開催された障害者と人権に関する自身の企画展で作品の上映を要望したが、都側は拒否した。

(2023年06月27日 16時27分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ