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Uraraに「早く乗りたい」 JR西、岡山など3駅で一般公開

一般公開された新型車両の前で記念撮影する親子ら=岡山駅
一般公開された新型車両の前で記念撮影する親子ら=岡山駅
車内には、園児が仕上げた車両の塗り絵が特別に展示された
車内には、園児が仕上げた車両の塗り絵が特別に展示された
 JR西日本は24日、岡山エリア(岡山県、広島県東部など)で山陽線などに7月22日から導入する新型車両227系(愛称・Urara<うらら>)を岡山、和気、宇野の3駅で一般公開した。岡山エリアへの新型車両投入は約20年ぶり。地元の特産品や気候をイメージした車両を親子らが見学し「早く乗りたい」と期待を膨らませた。

 Uraraは、岡山県の桃や福山市のバラから着想を得たピンク色がシンボルカラー。「うらら」は晴れてのどかな日中の様子を表す言葉で公募を経て選ばれた。山陽線、宇野みなと線、瀬戸大橋線、伯備線を皮切りに他の路線にも順次広げ、2024年度末までに101両を導入。現行車両と入れ替える。

 岡山駅では、招待された就実こども園(岡山市中区西川原)の園児と保護者計約100人が集合。ピンク色のラインが施された車体を眺めたり、真新しい座席に腰かけたりして歓声を上げた。子ども用の駅員制服を着て車体の前で記念撮影も楽しんだ。男児(5)は「桃は好きだし(車体のピンクは)いい色。早く乗って遠くに行ってみたい」と笑顔だった。

 新型車両には、防犯カメラやドアに挟まった物を感知する装置も導入。斉藤丈二駅長(61)は「安全で快適な移動をサポートする。多くの人に愛される車両になってほしい」と語った。

(2023年06月24日 20時40分 更新)

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