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県展写真部門 入賞・入選作決まる 構図やストーリー性 445点審査

応募作品を1点ずつチェックする写真部門の審査員
応募作品を1点ずつチェックする写真部門の審査員
 第74回岡山県美術展覧会(県、山陽新聞社、おかやま県民文化祭実行委主催)で、全6部門のトップを切って写真の審査が24日、岡山市北区柳町の山陽新聞社であり、多彩な風景や人物を写した意欲作の中から入賞・入選作が決まった。

 一般応募と委嘱作に計445点(昨年比29点減)が寄せられた。額装前のプリント写真で審査し、写真評論家・飯沢耕太郎さんら4人が、構図や色彩、ストーリー性などを吟味。「全体的な技術レベルは年々高まっている。人工知能(AI)で作った画像とは違う、生身の人間のアイデアが感じられる作品が上位に残った」と評した。

 入選作以上は額装かパネル張りに仕上げ、8月15、16日に県立美術館(岡山市北区天神町)か、同16日に山陽新聞津山支社(津山市山北)へ搬入する。

 写真以外の応募は8月15、16日に日本画と洋画を県天神山文化プラザ(岡山市北区天神町)、工芸、彫刻を県立美術館で受け付ける。書道は同24、25日に同プラザで。津山支社では同16日に5部門いずれも出品できる。審査は同21~28日に行う。入賞・入選者は9月1日付本紙朝刊で発表予定。

 展覧会の岡山会場は1期(洋画、彫刻、日本画、書道前期)が9月6~10日、2期(工芸、写真、書道後期)は同13~17日、県立美術館と同プラザで開催。その後、津山市立文化展示ホール(同市新魚町)に巡回する。

(2023年06月24日 17時06分 更新)

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