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福井県副知事「先送り」批判 燃料仏搬出でエネ庁説明に

 関西電力高浜原発の使用済み燃料をフランスで再処理する計画について、福井県議に説明する資源エネルギー庁の担当者=23日午後、福井県庁
 関西電力高浜原発の使用済み燃料をフランスで再処理する計画について、福井県議に説明する資源エネルギー庁の担当者=23日午後、福井県庁
 関西電力高浜原発(福井県高浜町)の使用済み燃料をフランスで再処理する計画は中間貯蔵と同等とする関西電力の考えについて、資源エネルギー庁の担当者が23日、福井県庁で桜本宏副知事と県議会に「県外搬出を確実にする手段として、中間貯蔵と同等」と説明した。桜本氏は「県民からは根本的な問題解決でなく先送りではないかとの批判の声が出ている」と述べた。

 関電は県に、年末までに使用済み燃料を一時保管する中間貯蔵施設の県外候補地を示すと約束。今月12日、高浜原発の使用済み燃料200トンを、2020年代後半にフランスに搬出すると報告し「中間貯蔵と同等の意義がある」とした。

(2023年06月23日 18時37分 更新)

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