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最高齢53歳のカバ安楽死 札幌・円山動物園

 札幌市の円山動物園で飼育されていた雄のカバ「ドン」(同園提供)
 札幌市の円山動物園で飼育されていた雄のカバ「ドン」(同園提供)
 円山動物園のオスのカバ「ドン」(同園提供)=2019年
 円山動物園のオスのカバ「ドン」(同園提供)=2019年
 札幌市の円山動物園は18日、飼育していた雄のカバ「ドン」が弱って回復が見込めないため、17日に安楽死させたと発表した。園によると、国内で現在飼育されているカバとしては最高齢の53歳。解剖の結果、重度の貧血や肝機能不全などが確認されたという。

 園によると、ドンは1969年に日立市かみね動物園(茨城県日立市)で誕生し、71年に円山動物園へ移った。2017年、首に擦り傷が繰り返しでき、20年以降は足を引きずる様子もみられ、治療を続けたが徐々に動きが遅くなった。

 今年6月15日、横たわったまま立てなくなり、苦しそうにして水も飲めないため、回復は見込めず苦痛が強まるのみと判断した。

(2023年06月18日 16時00分 更新)

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