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女川原発2号機の安全対策を確認 原子力規制委員「理解深まった」

 東北電力女川原発2号機の原子炉建屋を視察する原子力規制委の杉山智之委員(右)=16日(原子力規制委提供)
 東北電力女川原発2号機の原子炉建屋を視察する原子力規制委の杉山智之委員(右)=16日(原子力規制委提供)
 原子力規制委員会の杉山智之委員は16日、東北電力女川原発(宮城県)を訪れ、来年2月に再稼働を予定する2号機の安全対策工事を確認した。終了後、杉山委員は「現場を歩きながら(東北電と)議論し、理解が深まった」と述べた。

 杉山委員らは、中央制御室や緊急時対策所、津波対策の防潮堤などを見て回った。原子炉格納容器の圧力を下げて破損を防ぎ、爆発原因になる水素を排出する設備「フィルター付きベント」の運用方針など、事故時の対応を重点的に確認した。

 2号機は2020年2月、再稼働の前提となる規制委の審査に合格。宮城県と地元2市町は既に再稼働に同意している。

(2023年06月16日 19時26分 更新)

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