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アユの「トントン釣り」が解禁 和歌山・古座川「滝の拝」

 古座川の支流、小川にある観光名所「滝の拝」の岩場からアユを狙う「トントン釣り」=16日、和歌山県古座川町
 古座川の支流、小川にある観光名所「滝の拝」の岩場からアユを狙う「トントン釣り」=16日、和歌山県古座川町
 和歌山県古座川町の古座川の支流、小川にある観光名所「滝の拝」で16日、餌を付けず針と重りだけでアユを釣る「トントン釣り」が解禁された。

 滝の拝は無数の穴が開いた奇岩で知られ、岩を削るように流れる落差約8メートルの滝の周辺に川をさかのぼるアユが集まる。滝つぼに釣り糸を垂れ、針を水中で上下させ、アユを引っかける。重りを川底に何度も当てる動作から「トントン釣り」と呼ばれる。古座川漁協の組合員のみ許された漁。

 この日午前6時半ごろから釣り始めた同町の谷口清さん(91)は「引っかけた時の感触がたまらない」と釣り上げたアユを手に笑顔で話した。

(2023年06月16日 16時04分 更新)

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