東京都練馬区の遊園地「としまえん」跡地に１６日にオープンする人気映画「ハリー・ポッター」のテーマパークが１４日、報道陣に公開された。魔法学校のセットや小道具が並び、映画製作の舞台裏を体験できるのが特徴だ。一足先に魔法の世界を体験した記者は、童心に返って「エクスペクト・パトローナム！」と呪文を唱えたくなった。

　テーマパークは「ワーナーブラザーススタジオツアー東京―メイキング・オブ・ハリー・ポッター」。圧倒されたのはホグワーツ魔法魔術学校の「大広間」だ。奥の演台に立つダンブルドア校長は背後のステンドグラスとともに威厳を感じた。半巨人の魔法使いのハグリッドは「等身大」とされ、身長１８０センチの記者が見上げるほど。マクゴナガル先生のそばに飾られた組み分け帽子からは、ハリー達の寮を決める名場面のように「グリフィンドール」の声が聞こえてきそうだった。

　肖像画の前で自分の姿を撮影すると、実際に「動く肖像画」になったかのような体験ができるエリアも目玉の一つだ。