熊野那智大社で大たいまつ作り 7月火祭り前に、和歌山
和歌山県那智勝浦町の世界遺産・熊野那智大社で毎年7月に営まれる「那智の扇祭り」を前に神事で使う大たいまつ作りが14日、大詰めを迎えた。大社の作業場では白装束に烏帽子姿の宮大工嶌崎和真さん(41)らが重さ約50キロにもなる大たいまつの仕上げ作業に取り組んでいる。
大たいまつはヒノキの板を円筒状に束ねて作る。柄の部分も含めて約1・4メートル。祭りは神々が年に1度、12体の扇みこしに乗り、元宮の那智の滝に戻るとされる神事。氏子に担がれた12本の大たいまつが滝の前で扇みこしを迎え、勇壮な炎の乱舞を繰り広げる。その様子から「火祭り」とも呼ばれる。
大たいまつはヒノキの板を円筒状に束ねて作る。柄の部分も含めて約1・4メートル。祭りは神々が年に1度、12体の扇みこしに乗り、元宮の那智の滝に戻るとされる神事。氏子に担がれた12本の大たいまつが滝の前で扇みこしを迎え、勇壮な炎の乱舞を繰り広げる。その様子から「火祭り」とも呼ばれる。
(2023年06月14日 15時33分 更新)