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24年度の教科書 展示会始まる 岡山県内9会場 デジタル対応進む

2024年度に使われる教科書が並ぶ展示会場=岡山市教育研究研修センター
2024年度に使われる教科書が並ぶ展示会場=岡山市教育研究研修センター
 小中高校と特別支援学校で2024年度に使われる教科書の展示会(岡山県教委主催)が14日、岡山市東区向州の市教育研究研修センターなど県内9会場で始まった。小学校の11教科149点は全てQRコードが記載され、動画や音声を活用したデジタル対応が進んでいる。

 22年度までの文部科学省検定に合格した教科書を展示している。小学校の教科書はQRコードを読み取ると、小説作品の作家へのインタビュー、面積や体積を求める計算の解説、アニメーションキャラクターによる英会話といった動画を視聴できる。小中学生に1人1台の情報端末を配る国の「GIGAスクール構想」の進展が背景にある。

 道徳の教科書ではSNS(交流サイト)でのトラブルについて考えてもらったり、社会ではロシアのウクライナ侵攻を巡って平和な世界の実現を訴えたりする内容が盛り込まれている。

 同センターでの展示は29日まで。今後展示を開始する会場を含めて計14カ所で行い、会期はいずれも2週間から1カ月程度。小中学校の教科書のみの会場もある。

 他の会場と日程は次の通り。

 開催中=岡山市立御津図書館、ライフパーク倉敷(倉敷市)玉野市立第二日比小、笠岡市立笠岡小、高梁市図書館、津山市役所久米支所、真庭市立中央図書館、美作市作東農村環境改善センター▽15日から=まなび広場にいみ(新見市)▽16日から=赤磐市立熊山公民館、瀬戸内市民図書館▽19日から=県総合教育センター(吉備中央町)▽30日から=県立図書館(岡山市)

(2023年06月14日 12時14分 更新)

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