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中国、モスクで警察と衝突 取り壊しで住民が抗議活動

 27日、中国雲南省玉渓市通海県のモスク前で起きた警察とイスラム教徒の住民との衝突の一場面とされる画像(ツイッターより、共同)
 27日、中国雲南省玉渓市通海県のモスク前で起きた警察とイスラム教徒の住民との衝突の一場面とされる画像(ツイッターより、共同)
 【香港共同】中国雲南省玉渓市通海県のモスク(イスラム教礼拝所)の前で27日、中東風の外観部分を当局が取り壊す際にイスラム教徒の住民が抗議活動を行い、警察との間で衝突が起きた。29日付の香港紙、明報などが報じた。

 このモスクは約600年の歴史があるとされる。2004年に現在の建物に建て替えられた際に、中東風の外観になったという。中国当局は最近「宗教の中国化」を進めている。

 地元警察は28日、秩序の管理を妨害する重大な事件が起きたと公表。関わった者は6月6日までに自首するよう求めた。

 同紙などによると、住民がモスク付近に集まり、一部が盾やヘルメットなどを備えた警察と衝突した。

(2023年05月29日 20時26分 更新)

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