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上質のノリは「烏城ブラック」 岡山県漁連、計11品を6月発売

岡山県漁連が発売する烏城ブラックの11品
岡山県漁連が発売する烏城ブラックの11品
 岡山県漁連(岡山市南区浦安南町)は同市産の早摘みのノリを「烏城ブラック」と名付け、6月2日に新商品として発売する。ノリは黒々と色づいたものほど上質とされることから、黒い外観の岡山城の別名・烏城にちなんで命名。23日に担当者が市役所を訪ね、大森雅夫市長に報告した。

 新商品は焼きのりと、ピリ辛やわさびなど4種類の味付けのりで、ボトルと袋入り計11品。シーズン当初の昨年12月~1月中旬に収穫したノリを使っており、口溶けが良いという。包装材に岡山城天守閣をあしらった。城内の土産店や市内の郵便局などで販売する。

 県産ノリの2022年度の生産量は1億3200万枚と全国8位で、岡山市は主産地の一つ。昨秋の岡山城リニューアルを前に、地元の観光団体が「黒」つながりでノリと城のPR企画を市内のホテルで展開したところ好評だったため、昨年12月に烏城ブラックを商標登録し、商品化した。

 県漁連第一業務部の山本和弥次長が市長に商品を披露。「皆さんに喜んでもらえたら生産者にとって励みになる」と述べた。

 県漁連は今後、販路開拓を進めるとともに、売れ行きを見ながら、ふりかけやつくだ煮などラインアップの拡充も検討する。

(2023年05月23日 21時30分 更新)

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