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まるでバラの絨毯 5500本輝く 福山で「ローズナイト」始まる

幻想的にライトアップされたバラを眺める来園者
幻想的にライトアップされたバラを眺める来園者
ライトアップされたバラのトンネル
ライトアップされたバラのトンネル
 福山市が定めた「ばらの日」の21日、同市花園町のばら公園で、満開の280種・5500本のバラをライトアップする「ローズナイト」が始まった。市最大のイベント・福山ばら祭(27、28日)の最終日まで、赤や白の花々があでやかに輝き、夜の公園をロマンチックに演出する。

 点灯式で福山祭委員会の藤井謙佑企画実行委員長が「この期間しか見られない夜の姿を楽しみ、ばら祭に向け機運を高めていこう」とあいさつ。午後6時半、市職員らのカウントダウンで約70個のLEDスポットライトなどが一斉にともった。

 公園中央には高さ2メートルほどの物見台「ばらの架け橋」がお目見え。来園者は高い支柱の先に花開いた白いアルベリックバルビエなど立体的な展示をさまざまな角度から見て楽しみ、写真に収めていた。深紅の大輪に囲まれたトンネルは、内側が温かみのある電球色で照らされ、人気を集めていた。

 家族で訪れた会社員女性(51)=同市=は「高い位置から見下ろすと、光るバラの絨毯(じゅうたん)の上にいるよう。夜は涼しく、気持ちがいい」と喜んでいた。

 ライトアップは午後10時まで。

(2023年05月21日 21時33分 更新)

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