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インド、高額紙幣の流通停止へ 2千ルピー札、預金や交換推奨

 2千ルピー紙幣を持つ男性=2016年11月、インド・ムンバイ(ロイター=共同)
 2千ルピー紙幣を持つ男性=2016年11月、インド・ムンバイ(ロイター=共同)
 【ニューデリー共同】インド準備銀行(中央銀行)は19日、同国の紙幣で最も高額な2千ルピー(約3300円)紙幣の流通を停止すると発表した。法定通貨として引き続き使えるものの、9月末までに銀行で別の紙幣に交換するか、預金するなどして手元に残さないよう推奨した。

 インドでは電子マネーが普及している上、日常的な買い物でも2千ルピー紙幣の使用頻度は比較的少ない。現在流通している2千ルピー紙幣の多くは想定されている使用期間の4~5年を過ぎており、流通枚数はピークだった2018年時点の半分程度にとどまるとされる。

 インド政府は16年11月に当時の高額紙幣だった千ルピー、500ルピーの旧紙幣を廃止して新紙幣を発行すると発表し、同年末を期限に旧紙幣を交換するよう呼びかけたことで大きな混乱を招いた。

(2023年05月20日 07時04分 更新)

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