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高梁川の川辺橋 橋脚傾き通行止め 大雨の影響か、復旧見通し立たず

橋脚が傾き、路面が「く」の字にずれた川辺橋=8日午後4時39分、倉敷市真備町川辺
橋脚が傾き、路面が「く」の字にずれた川辺橋=8日午後4時39分、倉敷市真備町川辺
上流方向に傾いた橋脚(手前)
上流方向に傾いた橋脚(手前)
 岡山県備中県民局は8日、高梁川に架かる自転車・歩行者専用の川辺橋(総社市清音上中島―倉敷市真備町川辺)の橋脚が傾き、路面に亀裂が入るなどしたため、橋を通行止めにしたと明らかにした。7日の大雨が影響した可能性もあるとみて原因を調べる。復旧の見通しは立っていない。

 同県民局によると、川辺橋は全長455・5メートル、幅5・8メートルで1931年度に完成した。17本ある橋脚のうち、真備町地区側から2本目が何らかの原因で上流方向に沈み込むように傾いており、周囲の橋桁や路面が最大1メートルずれ、亀裂が複数確認された。

 8日午前10時50分ごろ、近隣住民の通報で発覚。安全確保のため、午後3時半から通行止めとした。

 橋は車道を備えた新川辺橋の南側に架かり、住民の通勤、通学などで利用されている。同県民局は新川辺橋に歩道部分を設ける予定で「当面は新川辺橋を利用してもらうしかない。今後被害状況を詳細に調査し、対処方針を検討する」としている。

(2023年05月08日 21時25分 更新)

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