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樹齢350年のツバキ 樹下も彩り 矢掛・圀勝寺、深紅の花見頃

樹下を鮮やかに染める圀勝寺のツバキ
樹下を鮮やかに染める圀勝寺のツバキ
 岡山県矢掛町東三成の圀勝寺(こくしょうじ)で、推定樹齢350年のツバキ(同町天然記念物)が見頃を迎えた。落下した深紅の花が、じゅうたんを敷いたように樹下にも彩りを添えている。

 例年より10日ほど早い3月中旬に開花し、現在はほぼ満開に。高さ約6メートルで、四方約9メートルに広がる枝から、八重の花が「ぽとん」と音を立てて落ちるたび、地面を鮮やかに染めている。見頃のピークは4月1、2日あたりになりそうという。

 地元住民でつくる椿(つばき)会は「花の赤と葉の緑、そして空の青色の対比を楽しんで。境内のサクラも満開で全てが見頃です」としている。

 同寺は、井原線三谷駅(同所)から北へ徒歩約10分。同会は4月8日午前9時~午後3時、境内でお茶やたい焼きなどを振る舞う「椿祭り」を4年ぶりに開催する。

(2023年03月29日 20時15分 更新)

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